九星気学占いの歴史と干支気学

九星干支気学占いの根拠は古代中国の思想です。
中国の創世記、建国にまつわる伝説上の王「伏義（ふくぎ）」は超能力者で深く山に入り、
天地自然を観察し、変わらざる大宇宙の理（ことわり）を定めたといわれています。
予州の栄河（えいが）に竜馬が出て、その馬の腹に不思議な文様があり、
これを「河図（かと）」と言い、易の基礎となりました。

夏（か）の時代には、黄河の支流の洛水（らくすい）が氾濫した時に兎王（うおう）（文王）は
川の中から現れた亀の背中に文様があることを見つけ「九星の起源」としたと言われています。
日本は極東の国であり、東の行き止まりに位置するため、
世界中のいろいろな文化・文明が入ってきては止まりました。
その結果、あらゆるものが混在すると言われています。

日本では６００年代初頭に百済から「陰陽五行説・方術」が伝わり、
７世紀にはいって「暦本・天文地理書・遁甲方術」が同じく百済から伝わりました。
奈良時代に吉備真備が唐から持ち帰った物の中に「奇問遁甲」と「九星」のことが含まれていて、
九星占術の移入の始めと言われています。
また、弘法大師が密教と同時に持ち帰ったとも言われています。

こうして日本に入ってきた「陰陽五行・九星気学」は一般化はせず、
陰陽寮の関係者や宮中・貴族などのわずかな人たちのためにだけ使われていました。

江戸時代後期に、中国の清からいろいろな運命学が入ってきて、多くの研究者たちが研究し、
方位・時期・性格占い・未来予知などに応用したものと言われ、
「九星気学」は他の占術との併用もしやすいとされました。

「気学」という呼び方は明治４２年に荻野地角によって付けられたといわれています。
他の占術との併用もしやすく、深く読めば的確であり、易や風水・気功など考え方の土台となり、
陰陽五行を簡便にまとめたものなので、様々なものに発展できる極めて日本的な占術となりました。

気学は最も簡単で応用のきくメイドジャパンの占いです。
東洋予知学の一つで古代中国の大宇宙観から出発したもので、
肉眼で見ることのできない「宇宙の大気や地下から上昇する地熱」の中に、
人間をはじめとして地球上に棲息する鳥獣・草木にいたる全てのものが、
この天地間にみなぎる大気に作用され支配されているという考えから出来ています。
この大気の作用に順応することが、万事順調に運び、逆行すれば困難に陥ると考えています。

東洋の古代思想の根底には『天に従うものは栄え、背くものは滅びる』という考え方があり、
また、気の動静・往来・循環することによって四季の温冷寒暑となり万物は成長収蔵に導かれ、
人事では勝ち負け得失が誘導されます。
これらの「気の往来や循環は一糸乱れることのない秩序のもとに整然と行われている」という考えが
気学の根底にあります。
九星は九勢ともいい、勢いの省長起伏の運行を表しています。

人の一生、運命は計り知れないものです。
昔から洋の東西を問わず人々は運命を予知したいと願いさまざまな予知学を求め作ってきました。
「干支気学」は、従来の恋愛・結婚・就職・金運などを占う方法を習得するだけでなく、
自らの宿命や運命を知り、より良い人生を送るための指針を見つけるためのものです。
そのために生年月日の「九星」と「干支」を基本に判断します。
主眼を運命開発におき、宿命（先天運）を対象として性格や運命をより積極的に推測し
判断する新しい独特な占術です。

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